みなさんこんにちは。
本日もブログへのご訪問有難うございます。
今日もちょっとしたうんちくを…
みなさんこの間取りは〇LDKになるでしょうか?
1階:1部屋 2階:LDK 3階:2部屋
建売やマンションの販売図面の場合、2LDKや2LDK+S(サービスルーム)などといった表現になります。
なぜ居室が2部屋扱いになるかというと、1階の部屋が「納戸」表記になっている為です。
そもそも納戸ってなに?
納戸の定義
まず納戸とは一般的に大きな荷物をいれたり、普段は使わないものを入れたりする大きな収納スペースといった意味になります。
販売図面などで5帖や6帖程度かなり大きくとっていが、見た目は洋室と変わらず…といった事が多々あります。
大きい収納部屋があるに越したことはないのですが、使い方は住む人が決めるので洋室でいいのでは?と思う方もいるかと思います。
ではなぜ納戸と表現するのか?
居室扱いにならない
これは建築基準法が関係しています。
建築基準法には「採光・換気・排煙」というものを計算して、それをクリアして初めて「居室」という扱いになります。
一般的に3階建ての1階の部屋で道路に面していない場合にその部屋が「納戸」となるケースが多いです。
建築基準法上、居室扱いにならない部屋は販売図面などで部屋としてカウントされず、「+S」や「+納戸」といった表現になるというわけです。
様々なルール
販売上、3LDKが2LDK+Sといった表現に代わるとマイナスイメージがでるため良しとしない会社もあります。
それを避けるために設計段階で試行錯誤をして、形がおかしくなっているケースやちょっと不自然に大きい窓がついているケースも見られます。
なんとかクリアしようと設計士も大変なんです・・・
また納戸の中にクローゼットを設けてはならない、帖数が決まっている、全体の居室数の半分以上は納戸にできない などなど
行政にって様々なルール作りがされています。
住む方にとっては不自由はないけど、何で?というちょっとしたうんちく話を指せて頂きました。
最後まで有難うございます。